Y.M.
KINGDOM NOTE営業部
2018年入社
「転職を考えて派遣会社に登録した際、前職の接客業とは異なる分野に挑戦したいと考えていました。そんな時に紹介されたのが現職のシュッピン。私は趣味でカメラを愛好していたのもあり、Map Cameraの名前には馴染みがありましたが、シュッピンが同ECサイト・店舗を運営している会社だと知ったのは面接の場でした。この偶然に縁を感じ、入職を決意しました」
「デリバリーグループの主な業務は、ECサイトでご注文いただいたお客様の情報と商品を照合し、適切に梱包した上で配送業者へ引き渡すことです。繁忙期には1日1,000件を超えるご注文を、十数名のチームで分担して取り組んでいました。
前職では接客の現場でお客様と直接的なコミュニケーションを行ってきた私にとって、会社に寄せられるお客様の声やSNS上のメッセージを通じてお客様の期待や要望を正確に理解し、それに応えることは、最初は容易ではありませんでした。お客様と直接言葉を交わすことができない分、言葉ではなく梱包・発送業務を通じて会社の姿勢や思いをお客様へ伝えることの重要性を強く認識しました。
デリバリーグループでは、お客様に商品がお届けされる前の、社内でも最後に商品を触れる部署になります。多くのお客様は何気なく商品を開封されることと思いますが、ご注文商品の照合や期日の正確さを追求するのはもちろんのこと、美しく丁寧な梱包を心がけ、開封時のお客様の気持ちを常に想像しながら業務に当たっていました」
「業務を重ねるうちに、改善の余地が徐々に見えてきました。しかし、同じ意見であっても、派遣社員と正社員では言葉の持つ重みが異なります。もっと会社に貢献し、サービスの質を向上させたいという気持ちがありました。
正社員になったことで、社内のシステムや業務の全体像についての理解も深まり、結果として、単に意見を述べるだけでなく、背景にある仕組みを考慮した上で、より実現可能な提案ができるようになりました。俯瞰的な視点で業務を捉えられるようになったと思います。
実際、提案が採用されたことも複数回ありました。たとえば、商品運搬時の安全性を高める施策や、梱包用段ボールのサイズ最適化による効率向上と美観の改善などが挙げられます。これらの提案が採用されたことは、私にとって仕事を続ける上でも大きな励みとなりました」
「当社では、社内の意欲的な人材にチャンスを提供する文化が根づいているのを感じます。多くの従業員が社内公募を通じて新しい業務に挑戦しているのも知っていました。
以前からEC企画の部署に興味を持っていたことが、社内公募への応募を決めた理由です。しかし、私は行動に移すのがあまり得意なほうではないという自覚もありました。けれども、自分を変えられるのは自分だけだと一念発起し、意識的にマインドセットを変更してキャリアチェンジに臨みました。緊張の中、面接や課題提出を経て、異動の内示をいただいた時は、本当に嬉しかったのを今も覚えています。
新しい部署では主にMap CameraのECサイト運営を担当し、ECサイトの表示内容の更新やデザインの修正などを行いました。以前からプライベートでもPhotoshopなどのアプリケーションに触れる機会はありましたが、写真編集とウェブデザインではまったく異なるスキルが要求されます。自己学習したり経験豊富な同僚から指導を受けたりしながら、徐々に業務を習熟していきました」
「未知の領域に挑戦することそのものに魅力を感じましたし、以前から興味のあったことに携われたのは非常に有意義なこと。以前のデリバリーグループとは異なるコミュニケーションの取り方や業務形態に最初は戸惑うこともありましたが、それも含めて新鮮で楽しい経験でした。
この異動でもっとも大きく変化したのは、自分自身の考え方や心構えかもしれません。デザイン業務では提案と修正の繰り返しが当然のプロセスです。元々は失敗を恐れるタイプだった私にとって、多くのフィードバックを受けられる環境に身を置いたことが、成長に大きく寄与したと感じています。
さらに、ECサイトを利用する際の体験もより深く意識するようになりました。他のECサイトやサービスを利用しながら、『ここはこうすればさらに良くなるのでは』『この点は非常に優れている』といった具合に、日常生活の中で自分が触れる何気ない体験の中にも、ユーザー視点がどのように考えられているかを常に気にかけるようになりました」
「当時部署には約10名が在籍していましたが、さらに小規模なチームに分かれて業務を行っていたため、メンバー間で密にコミュニケーションできる環境がありました。
新しい挑戦を続けられたのは、ひとえに周囲の温かいサポートがあったからこそ。単に欠点を指摘するのではなく、『この部分がこういう理由で良い』『この目的を達成するならこうしたほうがいい』といった具体的かつ建設的なフィードバックをもらえました。常々、この会社では共に働くメンバーの良さに恵まれてきたと感じています」
「ある意味、YouTuberのような業務を社内で行っています。新製品の特長紹介や実際の使用感のほか、How to動画を通じて製品の効果的な使用方法などの情報を提供することが主な内容です。
これらの活動を通じて当社の認知度が向上し、最終的にはECサイトへの訪問、商品閲覧、そして販売や買取というお客様体験の促進をめざしています。制作本数は月によって変動がありますが、多い月では30本を超えることも。最低でも20本以上は制作し、コンスタントな情報発信をチームで目標にしています」
「現在、私は主に撮影と編集を担当していますが、制作者側の意図と視聴者側の受け取り方にしばしば大きな差異があることを日々実感してきました。このギャップをいかに理解し、効果的なコンテンツへと昇華させるかが、この仕事のおもしろい点だと思っています。
たとえば、制作した動画が想定以上に高い視聴回数を記録したり、逆に力を入れて制作した動画が思うように視聴回数が伸び悩んだりすることがあります。取り扱う商品によって注目度が異なるため、それが視聴者のニーズと合致したときは大きな反響がありますが、予想外の結果に驚かされることも少なくありません。
一方で、企業の公式チャンネルとしての立ち位置の難しさも感じています。企業チャンネルとして、シュッピン、Map Cameraのブランディングを意識的に打ち出し、その上でお客様に楽しんでいいただける、魅力的なコンテンツを制作するバランスの取り方が非常に重要だと考えています」
「私は長年カメラを趣味にしてきました。撮るものが決まっていなくてもカメラを持って出かけることもあれば、レンズやボディに合わせて被写体を探しに行くこともあります。
また、以前よりプライベートでも動画制作を行っており、自然の景色や、人の気配を感じられるシーン、たとえばコーヒーを淹れている風景などを好んで撮影してきました。趣味から仕事になった今でもとても楽しく取り組ませてもらっています」
「大規模な発信を行う前に、小さな段階から意見交換を重ね、内容を擦り合わせるようになりました。プロセスを重視する姿勢が身についたと感じています。
動画制作の魅力のひとつは、視聴者からのリアルタイムなリアクションを得られることです。動画へのコメント、再生数、いいねの数といった指標が評価の目安となります。これらの数値が高いと達成感を覚えますし、同時に視聴者のニーズを理解する手がかりにもなります。
一方で、期待通りの結果が得られなかった場合も、それを改善の機会として捉えることができます。成功も失敗も含めて、すべての経験がやりがいにつながっています」
「私の目標は、シュッピンの公式チャンネルを誰もが知るチャンネルにし、当社を誰もが認識する憧れのブランドに成長させることです。カメラの購入・売却を検討する際、真っ先にMap Cameraが想起されるほどの認知度を獲得したいと考えています。
この目標を達成するためには、人材の育成と、私がこれまで蓄積してきたノウハウを広く展開していくことが不可欠です。現在は主にプレイヤーとして撮影や編集業務に従事していますが、今後はより戦略的な立場へとステップアップしていくことを視野に入れています。チャレンジを奨励する文化があり、そのための機会が豊富に用意されている当社でなら、それが可能だと信じています。
ITの世界は変化のスピードが速いですが、決してぶれてはいけないのは、お客様本位の業務運営です。組織の一員として、当社が大切にしてきた価値観を守り続けていきたいと思っています」
※ 記載内容は2024年8月時点のものです
Map Camera事業部 コンテンツクリエイト部 2017年入社 Y.S.